症状
腰に痛みを感じる状態です。
痛みの原因(パターン1:腰を反らすと痛い)
- 大腰筋、腸骨筋
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股関節での大腿の屈曲
- 大腿直筋
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股関節の屈曲
- 大腿筋膜張筋
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股関節での大腿の屈曲、内旋、外転
腰をそらした時の腰痛の原因は、腰を反らした時に伸びない拘縮した筋肉です。
股関節屈筋群(股関節前側の筋肉)が筋拘縮により伸びないため、腰を後ろに反らした時に腰の筋肉に負担がかかることにより、腰回りの筋拘縮が増加し、血流不足による酸欠状態が発生し、痛みが発生します。(テコの原理により腰に負担がかかります。)
身体の負荷や怪我などにより、股関節屈筋群の筋拘縮が増加します。
股関節屈筋群の筋拘縮が増加している状態で、腰を後ろに反らすとテコの原理により腰に負担がかかります。
腰に負担がかかることにより、腰周りの筋拘縮が増加し、血流不足による酸欠状態が発生し、痛みが発生します。
参考:テコの原理
テコの原理は、支点、力点、作用点の関係があり大きな力を発揮しやすいという特徴があります。
関節をまたぐ筋肉が拘縮し伸びない状態になっていた場合
腕を伸ばすと支点(関節)に強い力が加わります。
関節をまたぐ筋肉が拘縮し伸びない状態になっていた場合に腕を伸ばしたらどのようになるでしょうか。
答えは、関節(支点)に強い力が加わります。これが腰でも発生しています。
痛みの原因(パターン2:腰を曲げると痛い)
- 臀筋
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股関節での大腿の伸展、外旋、外転
- ハムストリング群
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股関節での大腿の伸展
- 大内転筋
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股関節での大腿の内旋、伸展
腰を曲げた時の腰痛の原因は、腰を曲げた時に伸びない拘縮した筋肉です。
股関節伸筋群(股関節後側の筋肉)が筋拘縮により伸びないため、腰を曲げた時に腰の筋肉に負担がかかることにより、腰回りの筋拘縮が増加し、血流不足による酸欠状態が発生し、痛みが発生します。(腰に近い股関節後側などの筋肉が伸びないことにより腰に負担がかかります。)
お身体のバランスの悪さや怪我などにより、股関節伸筋群の筋拘縮が増加します。
股関節伸筋群の筋拘縮が増加している状態で、前屈をすると腰の近くの筋肉が伸びないことにより、腰に負担がかかります。
腰に負担がかかることにより、腰周りの筋拘縮が増加し、血流不足による酸欠状態が発生し、痛みが発生します。
改善可否
筋拘縮が原因の慢性痛の場合は、筋肉弛緩療法による改善が可能です。
- 炎症による痛みが強い場合は、2~3日程度様子を見ていただいてからお越しください。
- 疾病、怪我(打撲、骨折)、難病等の痛みについては、治療院をおすすめする場合も御座います。
まとめ
- 腰痛の原因は、筋拘縮による慢性痛(血流不足)
- 腰痛の改善方法は、筋肉弛緩療法による筋拘縮の解除
- 筋肉弛緩療法は、硬い筋肉に負荷が掛からない姿勢をとり90秒間キープする手法
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