症状
腰、臀部、下肢に痛みを感じる状態です。
下肢の力が入りにくくなる場合やしびれが出る場合もあります。
脊柱菅狭窄症とは、変形した椎間板と、背骨や椎間関節から出た骨などにより、脊柱管が狭くなり神経が圧迫された状態をいいます。(レントゲン、MRIなどで確認できます。)
背筋を伸ばして立っていたり歩いたりすると、太ももや膝から下にしびれや痛みが出て歩きづらくなります。すこし前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減されます。
特徴的な症状は、歩行と休息を繰り返す間歇性跛行(かんけつせいはこう)です。
痛みの原因
- 大腰筋、腸骨筋
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股関節での大腿の屈曲
- 大腿直筋
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股関節の屈曲
- 大腿筋膜張筋
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股関節での大腿の屈曲、内旋、外転
- 臀筋
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股関節での大腿の伸展、外旋、外転
- ハムストリング群
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股関節での大腿の伸展
- 大内転筋
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股関節での大腿の内旋、伸展
痛みの原因は、太ももや膝から下への血流を妨げる拘縮した筋肉です。
腰回り、お尻、足回りの筋拘縮により、心臓から出た血液が太ももや膝から下への血流を妨げることにより、血流不足による酸欠状態が発生し、痛みが発生します。
身体の負荷や怪我などにより、腰回り、お尻、足回りなどの筋拘縮が増加します。
心臓から出た血液が太ももや膝から下への血流を妨げます。
血流不足による酸欠状態が発生し、痛みが発生します。
神経圧迫による痛みは本当でしょうか?
神経痛一般の発現機序
痛覚線維の生理的興奮は、その末梢の自由終末にある痛覚受容器(侵害受容器)が刺激されたときにみられる。
自由終末と脊髄を継ぐ部分からインパルスが発生することはめったにない。
神経根痛脊髄後根を圧迫すると神経根痛(radicular pain)がでて、圧迫された後根の支配領域に痛みが走るとみられている。しかし、この考えは特別な場合にしか通用しない。たとえば、脱髄線維を含む脊髄後根への機械刺激は神経根痛を誘発するが、正常な脊髄神経根の圧迫は痛みを生じない。
バルーンカテーテルを使って正常人の脊髄神経根を圧迫すると、錯感覚(paresthesia)と感覚鈍麻が誘発されるが痛みではない。正常な脊髄後根を牽引しても痛くない。しかし、傷害歴のある脊髄神経根を鑷子で圧迫したり、縫合糸をかけて牽引したりすると、特徴的な神経根痛が走る。
(加茂)自由終末と脊髄を継ぐ部分からインパルスが発生することはめったにない。
(外部リンク:加茂整形外科医院(「臨床医のための痛みのメカニズム」)より引用)
特徴的な神経根痛と思われたときは、ヘルニアよりは神経腫とか神経の傷害、脱髄を想定すべき。私は残念ながらそのようなヘルニアにかかわる痛みをみたことがありません。医師としてめったにないこともでも一応想定すべきことではあるが、まずはもっとも多いことを想定して治療にあたるべきである。
手術は本当に必要でしょうか?
私は腰部脊柱管狭窄症と診断された元患者でした。
私はストレッチ、マッサージ、筋トレで悪化し痛みから開放されなかった者の一人です。
どこに行っても改善しなかった歩行不能の状態から新手技療法の筋肉弛緩療法で救われました。(手術は受けておりません。)
改善可否
筋拘縮が原因の慢性痛の場合は、筋肉弛緩療法による改善が可能です。
- 炎症による痛みが強い場合は、2~3日程度様子を見ていただいてからお越しください。
- 疾病、怪我(打撲、骨折)、難病等の痛みについては、治療院をおすすめする場合も御座います。
まとめ
- 痛みの原因は、筋拘縮による血流不足、関節包の圧迫
- 痛みの改善方法は、筋肉弛緩療法による筋拘縮の解除
- 筋肉弛緩療法は、硬い筋肉に負荷が掛からない姿勢をとり90秒間キープする手法
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